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「喧騒と迫力に満ちた魅惑の街」Hong Kong投稿日 2013.10.12

旅行者
若林朋子
旅行先
九龍香港島
旅行期間
2013.03.30~2012.04.01
テーマ
写真4
  • 日本より、湿気と温度が高い?
  • 二泊三日、雨に降られ続け・・・
  • 漢字表記の看板に「クスッ」
  • ネイザン・ロードを屋根なしバスで激走
  • 料理の味はやや濃いめ

写真1

数年前に大ヒットし、ハリウッドでもリメイクされた香港映画「インファナル・アフェア」シリーズの大ファンです。寺院の前でマフィアのボスに子分が忠誠を誓うシーンは、大きな線香やカラフルな建造物に目を奪われました。同じアジアなので日本との共通点は多いけれど、色や空気が違う。雑多な感じは大阪のミナミ周辺の雰囲気とも似ていますが、もっと湿気と温度が高いようなイメージです。「喧騒と迫力に満ちた魅惑の街」、Hong Kongを訪ねてみました。関西国際空港から3時間半、空港からバスに乗り換え、ホテルへ。宿泊するハーバープラザ8ディグリーズに到着しました。このホテル、「まず、笑いを取ろう」という商法でしょうか。フロント前の床が傾いています【写真1】。街の真ん中からは少し離れていますが快適で、両替商が目の前にあり、なかなか便利な立地条件でした。

写真2

ホテルにスーツケースを置いて、まずは「アベニュー・オブ・スターズ」へ。香港芸術館の東側から海沿いを歩くと、香港の有名監督やスターのプレートが埋め込まれた歩道があります。中には手形入りのものもあり、「インファナル・アフェア」で主演を務めたトニー・レオンのものも【写真2】。ブルース・リーの香港映画賞受賞を記念して造られた銅像【写真3】の横でお決まりの「アチョー」ポーズ。観光客が列をなし、次から次へと流れ作業で写真撮影していました。

 

 

写真3

対岸の香港島は高層ビル群が素晴らしい眺めが・・・・と期待しましたが、あいにくの雨です。ビルの屋上には世界の有名企業の広告看板がびっしり。薄暗くなってきた空にひときわ大きく浮かび上がっていたのは韓国の家電メーカーであり、日本企業の凋落を見る思いがしました。

写真4

一夜明けて、香港の観光スポットの中で最も有名なヴィクトリア・ピークを目指しました。「100万ドルの夜景」と称されるところです。曇り空の下、午前中に出かけたので、夜景はおろか、まともに風景さえ見えません。頂上に上がってもずっと曇ったまま。そんな中、一瞬の雲の切れ間を逃さず撮ったのがこの写真です【写真4】。観光は天候でその価値が変わります。結局、「二泊三日の激安香港ツアー」は雨に降られ続けました。激安だからあきらめはつきますが、「雨の中の香港ツアーは魅力半減」と思いました。

写真5

 

 

マダム・タッソー、香港の表記では「香港杜莎夫人蠟像館(ヒョンゴンドゥサフゥヤンラップジャングン)」。等身大の各国著名人がまるで生きているかのよう。ここにもいました。「インファナル・アフェア」の登場人物、トニーが演じた潜入捜査官の恋人役のケリー・チャン【写真5】。「うわー、お肌ツルツル!」と言ったものの、蝋人形なのですよね。そりゃツルツルですわ。でも、そういいたくなるほど、そっくりでした。

写真6

 

 

 

 

ヴィクトリア・ピークを下り、海に面した神社?寺院?の「萬壽亭」【写真6】へ。これまで見た日本の神社仏閣の中では平安神宮などが、かなりきらびやかな方だと思います。しかし、香港は、「その上の上」を行くド派手な造りです。狛犬や仏像などがとにかくきらびやか。極彩色でちょっと過剰すぎるくらいの表現がユーモラスです。

写真7

お、こんなところに宮本信子が!「香港にも『あまちゃんブーム』到来か?」と二度見してしまいました。「夏ばっぱ」こと宮本信子さんに似た仏像【写真7】と遭遇し、思わず手を合わせました。口元が似ていませんか?夏ばっぱは、やはり海の近くが安住の地なのですね。

写真8

香港は基本的に漢字の文化です。でも、日本語の表記とはかなり違うケースがあります。「なるほど!」と意味が理解できるものもありますが、日本語ではまったく別の意味を持っているため、かえって誤解を招くケースも。「女厠」【写真8】、これは分かりますね。「女子トイレ」です。しかし、「厠」とはずいぶん古風ではありませんか。「小心地滑」【写真9】。絵を見れば「滑るから足元に注意を」というニュアンスが伝わります。でも「小心」も「地滑(り)」も日本語としては独立した意味がありますから、一瞬、何のことだろうと惑わされます。看板を見て「クスッ」と笑うケースがたくさんありました。

 

写真9

 

 

 

 

九龍へ戻り、有名な観光地に足を運びました。霊験あらたかな道教寺院、嗇色園黄大仙廟【写真10】。香港では「願い事がかなう寺」として有名なのだそうです。たくさんの信者がお参りしていました。併設して占い師がずらりと並ぶエリアがあり、多くの信者が列をなしていました。

写真10

 

 

写真11

 

 

 

 

参拝には手順があり、まず「インファナル・アフェア」に出てきたような大きな線香【写真11】を購入して門をくぐります。灯篭で線香に火をつけ、本殿で祈願、竹の棒を使って神様におうかがいを立て、竹の棒を1本引き、その番号からおみくじのような紙をゲット。それを占い師に解読していただくそうです。日本語や英語での占い解説もしているようですが、やめました。聞きたいことがありすぎて、二泊三日では足りませんので。

写真12

 

 

写真13

 

 

 

 

激安の観光ツアーには貴金属や絹製品を売る高級店も入っていました。「激安だけど、ここでガッポリお金を落として行ってね」との意図が見え見え。店員さんの接客はとても熱心で、お断りするのにエネルギーを使いました。買い物は気ままにショッピングセンターや商店街を巡る方が刺激を受けていいものです。スーパーで「あきたこまち」発見!2キロで193.90HKドルです。その横には激安の地元米が。中国産かもしれません【写真12】。8キロで90.90HKドルです。食品売り場は袋入りのラーメンやカップヌードルのエリアが広く、品ぞろえも充実していました。とある書店では看板猫【写真13】と遭遇。ネット上で話題を集める人気者の猫だそうで、その猫の本が飛ぶように売れていました。

写真14

香港観光最大の目玉といえば、ネイザン・ロードを屋根のないバスに乗って走ることではないでしょうか。ベタだけど外せない体験です。雨の中、ビニール合羽を着てバスに乗り込みました。正直、「ちょっと、ばかばかしい」と思っていました。しかし、これが面白い!ゆるやかなジェットコースターに乗っているような緊張感です。急発進、急停車はしょっちゅう。座席から転げ落ちる子どもがいてもお構いなく、街の中心を激走します。電飾の看板【写真14】は、よく見ると、一部電気の球が切れていて読めない字があります。その大雑把な感じが、香港らしくていとおしい。香港の夜を満喫しました。

写真15

 

 

ネイザン・ロードからちょっと入ると、「男人街」という下町パワーいっぱいの露店が並ぶエリアがありました。「女人街」という名称の一角もあり、ちょっと淫靡なことを想像してしまいますが、いずれも至って健康的なナイトマーケットです。男人街は観光客向けの商品がずらり。チャイナ服【写真15】や香港らしい小物がいっぱいで、女性にはときめきのエリアです。スマートフォンのカバーなど、実用的な商品も充実しており、深夜まで多くの客でごった返していました。

写真16

うっかりしていて、あまり料理の写真は撮影していませんでしたが、基本的にほとんどが日本人の口に合います。ホテルの一階にあるカフェで食べたエッグタルトが絶品でした。料理は日本で食べる中華料理や、北京料理などに比べてやや濃く、まったりとした味付け。カロリー高めな印象です。最終日は足つぼマッサージで歩き疲れた足を癒やし、帰途に就きました。ブランドものには興味がないので、高級店やデパートには行きませんでしたが、街の中心部で足つぼマッサージを受けたホテル内の店【写真16】で、手ごろなストールを見つけました。中心商店街や人気のショッピングエリア以外にも素敵な店はかなりありそうです。

 

写真17

激安ツアーを終え、充実した気持ちで空港へ。ふと見るとカートにあの「看板猫」がいます【写真17】。大変な人気者のようですね。猫ちゃん、お元気で。また会いましょう。搭乗手続きを済ませたころには雨がやんでいました。雨の香港。荒天ゆえに旅の魅力は半減でしたが、補って余りある刺激がありました。次回訪れる時には、ぜひ、香港の青空と、百万ドルの夜景を拝みたいものです。

  • 日本より、湿気と温度が高い?
  • 二泊三日、雨に降られ続け・・・
  • 漢字表記の看板に「クスッ」
  • ネイザン・ロードを屋根なしバスで激走
  • 料理の味はやや濃いめ